光井威善 展 (天プラセレクションVol.45)

先日、天神山文化プラザでの 光井威善 展に行って来ました。会場内に入ると、視界に飛び込んで来たガラスの球体、そしてそれが作る影に目を奪われました。その球体も、ただの球ではなく、無数に穴が開けられていて、その不規則な穴が作りだす作品の表情、光と影のコントラストが印象的でした。そして、一番驚かされたのは三井さんの作品、『ミラクルボコボコシャイニングボトル』。一度吹いたガラスにサンドブラストで穴を空け、その中にさらにガラスを吹き込むという技法はもちろん、そのボトル達の佇まいにも驚かされました。光井さんは倉敷芸術科学大学大学院に在学中の若きガラス作家。そのガラスへの探究心に強いインスピレーションを受けました。


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ライトを当てられ、幻想的な影を壁に描くガラスの球体。ホットワークとサンドブラストによって作り出された造形には様々な形の穴が施され、作品に不思議な印象を与えています。


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暗がりに浮かび上がる、4種の球体。それぞれが光を浴びてその姿を露わにする。その光景を眺めていると、まるで異空間に居るかのようです。


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会場奥スペースに並べられた『ミラクルボコボコシャイニングボトル』。今回はそのひとつひとつを際立たせるのでなく、「ビルが建ち並ぶ様な演出をしたかった」 そう語る光井さんからは、今、ここでしか出来ない事をやりたいという強い気持ちが伝わってきました。


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ボトルキャップにも多種多様で遊び心に溢れています。その中に独自のセンスと技術が光ります。


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実用としての工芸品、そしてオブジェとしてのアート要素も持つボトルにこだわりを持つ光井さん。そのボトル達の個々の存在感、佇まいも素晴らしいものでした。

光井さんはこの春、倉敷芸術科学大学大学院を修了し、今後はその活動の地をを富山に移されるそうです。ガラス工芸が盛んな富山にてガラスと向き合い、その技術と感性を磨き、私達に更なる素晴らしいガラス作品を見せてくれる事と思います。光井威善さんの今後の活躍が楽しみでなりません。


※天プラセレクション Vol.45 光井威善 展 は2012年3月4日(日)で終了いたしました。

※掲載画像は作家さんの承諾を得て撮影しております。

Article by Masahide Kobayashi

岡山天神山文化プラザ

倉敷芸術科学大学

岡山から被災地へ手仕事を届ける会
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by art-note | 2012-03-04 20:58


大好きなうつわ、とりわけ陶器とガラスのこと。時々雑記。岡山を中心にご案内を頂戴する作家さんの展示情報も。


by M.K

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