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白神典大 ガラス展 『透明なモノ』

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3月25日まで開催された白神典大さんのガラス展に行って来ました。今回のタイトルは『透明なモノ』。そのタイトル通り、色を用いない透明な作品がズラリと並べられていました。清涼感溢れるその作品達は日常に取り入れ易く、思わず使いたくなる、そんな気持ちにさせられました。


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窓からの光を浴び、綺麗な輝きを見せるワイングラス。カップ部に施された光を屈折させる加工、そして横から見た時のスクエアな形が印象的です。スパークリングワインを注ぎ、爽やかに楽しみたいワイングラスです。


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無色透明なグラス。シンプルな佇まいの中に白神さんの遊び心がを感じられる作品です。グラス本体に透明なガラスで大きく波打つ様な線を重ね、作品に表情が付けられています。中にドリンクを入れた時、その透明な中にどんな景色が広がるのか楽しみなグラス。底の部分は厚く、飲み口の方に向うにつれて薄くしてあるので安定感もあり、軽い。使い勝手も考えられた作品です。


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少し濃いめの水色が清々しい水指し。独特の「ぽてっ」としたそのカタチ、表面に付けられたポコポコとした突起にも白神さんらしさを感じる作品。心が瑞々しくなる様な、本当にキレイな色です。


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そしてこちらは白神さんお馴染みの作品。カラフルな色使いが目を惹きます。透明の中に色を躍らせるセンスが抜群にたまりません。


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こちらもお馴染み、多色使いの作品。しかし、このロックグラスのサイズで作られているのは初めて見ました。白神さんのこのシリーズはひとつひとつの色が黒い輪郭に包まれているので、様々な色が主張し、かつ統一感をを持って引き締まった印象を受けます。その佇まいを一言でいえば、『カッコかわいい』、でしょうか。


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とっても愛らしいこんな作品も並んでいました。甲羅の代わりに背中にもっさり、大きな緑を背負うカメ。この発想はどこからやって来るのでしょうか。白神さんには万人に通ずる「カワイイ」のツボがはっきりと見えているのかも知れません。


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こんな面白いグラスもありました。スイッチの付いたグラス。因みにスイッチはONになっていて、OFFにする事は出来ません。(笑)


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沢山の画像で紹介させていただいた ~白神典大 ガラス展 『透明なモノ』~ 。今回も「普段の生活取り入れたい」作品に溢れていました。次回のガラス展も楽しみです。


Article by Masahide Kobayashi

白神典大さんの吹きガラス工房 Glass Ten Studio

ALAPAAPホームページ

Glass Ten Studio エキサイトブログ
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by art-note | 2012-03-26 22:01

暮らしの衣替え+cafe

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赤磐市、カフェドグラスにて開催中の『暮らしの衣替え+cafe』に行って来ました。この作品展は枯白(こく)と長島慶明さんの2人展なのですが、そのあたたく、落ち着ける空間には会場に足を踏み入れた瞬間、心が緩みました。枯白は古木と鉄で家具や什器を制作される若い2人組の作家さん。そのありそうでなかったヴィンテージ感を覚える作品の佇まいには独特の個性を感じます。そして、長島さんの陶器ですが、こちらもシンプルな中にアンティークな質感、デザインを感じる洗練された作風。双方とも古く価値ある佇まいの中に、現代の感覚でしか作り得ないエッセンスを感じさせてくれる素敵な作品です。その相性は、まるでお互い呼吸を合わせて作品づくりを行ったかの様でした。

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長島さんの陶器は、土に含まれる鉄成分が面白い表情を見せる薄い褐色を帯びた粉引、鉄釉に灰釉を合わせた独特の深い紫の作品が多く並んでいました。その中で目を惹いたのが画像中央の水色の作品です。会場内にて所々その淡い瑞々しさを放っていました。


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毎日使いたくなるフリーカップ、使い込むほどに味が出てきます。


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淡い水色のポット。まるで長い時を重ねてきたブリキの様な質感、そこに土でしか表現できない手仕事のあたたかさを感じます。


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カウンターと椅子、ランプ、全て枯白の作品です。椅子は実際に座らせて頂きましたが、背もたれは可動式になっていてもたれ掛るととても気持ち良く、使い勝手にもこだわりを持って作られていました。しかし、このランプ、カウンターの雰囲気・・・この空間をまるごと持って帰りたくなります。


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並べられている作品を見れば見るほど、その場所にずっといたくなる様な居心地の良い空間、時の流れがここにはありました。会期は3月20日(火)まで、素晴しい作品展となっています。是非、足を運んでみて下さい。


「暮らしの衣替え+cafe」
3月20日(火)まで
10:00-18:00

長島慶明(陶) 3月18日、20日在廊
枯白(木×鉄) 3月18日、20日在廊

カフェドグラス 921ギャラリー
709-0816 岡山県赤磐市下市92-1
086-955-4548



Article by Masahide Kobayashi

枯白ホームページ

カフェドグラス921ギャラリー
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by art-note | 2012-03-18 16:09

MORI MIKI ~ glass works

3月11日まで開催されていた森美樹さんの作品展に行って来ました。今回の会場は、玉野市のgallery Minato。森さんが工房を構える駅東倉庫内に作られたギャラリースペースです。森さんの作品は今までグループ展で拝見する事はありましたが、個展は初めて。その作品に込められた世界観を森さんに伺いながら、ゆっくりと作品に触れる事が出来ました。


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森さんの作品が並ぶ展示スペース。今回は大きなオブジェが主体の展示になっていました。


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DMでも使用されていた作品。『森美樹=Green』と言ってもいいくらい緑を使用した作品が多いのですが、この作品はそれを用いない、やわらかな色彩で構成されていました。窓から射す光を浴び、透明から白、そして濁った様な色を見せるその作品は、透き通ったものから色が生み出される過程を見せてくれているようで、とても不思議な印象を受けました。一見、花に見える様なその形も透明の下部から上に物質が広がり、カタチを形成してそれが広がって行く様子を表している様に感じました。


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森さんの作品は多くのガラスの塊が炉の中で熱を加えられる事により、更に大きな塊へと変化していく事で生み出されます。形あるものが温度と時間の移り変わりによって、また別の形を持ったものに生まれ変わる。それはまるで自然の流れの中で形成された鉱石や氷の様な、結晶体に近いイメージを感じさせます。


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こちらの作品は無数のガラス棒の重なりが生みだしたもの。一度炉に入れて形になったものを再度炉に入れる事により、フラットなガラスの塊にくぼみや歪みなどの表情が表れています。展示台に映る影を見れば分かりますが、中央で真っ二つにクラックをしているこの作品、その割れ目からは幾重にも重なったガラスの地層を垣間見る事が出来ます。「この割れは、意図的に起こしたんですか?」と訊ねたところ、「ガラスがもう無理って言ったんですよ」と答えた森さん。日々ガラスと対話しながら制作に取り組むその姿が伺えました。


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森さんの作品表現が顕著に感じ取れる作品。向かって左側はその形を見て取れるガラスが固まり、右に向かうに連れてその境界が曖昧になり、大きな塊へとなって行く過程を見る事が出来ます。空気が集まって結晶となり、形を留めていく流動的なその移り変わり。一時的に物質的な「カタチ」を与えられた「何か」が目の前で佇んでいる様です。


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展示スペース奥にはこの様に、目と体を休められる場所もありました。ライトアップされたやわらかい透明感のあるグリーンが心を落ち着かせてくれます。


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そして、圧巻だったのがこの作品。「焦点がぼやけるのをイメージした」というこのガラス体は、じっと眺めていると視点がズラされる様な感覚にも陥ってしまいます。無数のガラスが流動的な過程の中で形を留めた事により生み出された、その色彩と質感。最も強く視覚要素に訴えかけてくる作品でした。

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今回、森さんの作品、それが作り出す空間に触れて感じた事が2つあります。それは「モノを意図的に作り出す行為と、素材が置かれた環境の中で自然に生み出すモノの深い関連性」、そして「作品自体が’作品’なのではなく、その作品が置かれた環境全体が’作品’となる」という事です。この2つは森さんの作品に限らず、全ての作家さんの作品に当てはまる事かも知れません。色々感じ、考えさせられた今回の作品展、自分にとって、とても貴重な体験となりました。


駅東創庫 Gallery Minato
〒706-0002  岡山県玉野市築港5-4-1
TEL&FAX. 0863-32-0081



Article by Masahide Kobayashi

駅東創庫 Gallery Minato ホームページ
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by art-note | 2012-03-14 21:51

松本典子写真展「野兎の眼」

ちょっと今回は東京の写真展の紹介です。
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こちらの写真集をご存じでしょうか。昨年の4月に発売された、松本典子さんの『野兎の眼』。奥吉野の村の秋祭りで出会った14歳の少女を、10年かけて撮り続けた91枚の写真達の記録です。「・・・10年かけて、ひとりの少女を追いかける・・・それは撮り手、撮られる側にも相当の覚悟が必要だったのではないだろうか」 そんな事思いが頭を過るのですが、この写真集のあとがきにて、松本さんご本人がこう記されていました。

 《思わず、「これから10年写真を撮らせて」と話しかけていた。普段はそんなことしないのに》

撮り手としての感性、直感が『撮りたい』と即座に反応してしまうほど、この少女は魅力的だったのでしょう。それはここに収められた写真達を見れば頷けるはずです。


そして写真は撮り始められ、思春期を過ぎた少女は成長し、山村を出て大人となり、母となる・・・その過程が奥吉野の風景、日常の断片的な1コマと共に鮮やかに写し撮られています。どちらかというと、「少女を撮る」というよりは、少女と共に流れた時の情景を描写したようなこの写真集、その瑞々しいシーンの数々がとても印象的です。


今回はその中から厳選された写真が東京、新宿のクロースロードギャラリーに並びます。
素晴しい写真展になると思います。会期中足を運べる方は、是非その少女のまっすぐな眼差しをご覧になってみて下さい。


松本典子写真展「野兎の眼」

日時:2012年3月13日(火)〜3月25日(日)12:00〜20:00
(月曜休廊 最終日は17時まで)
場所:CROSSROAD GALLERY
東京都新宿区四谷四丁目4-28-16吉岡ビル5階
四谷4丁目交差点 文房具EMOTOのあるビル5階
連絡先:03-3341-8118(ルーニィ)



Article by Masahide Kobayashi

松本典子さんのホームページ

CROSSROAD GALLERY

ルーニィの部屋でのご紹介
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by art-note | 2012-03-12 21:08

木の家具と染め布展

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3月6日まで赤磐市、カフェドグラスにて開催された『木の家具と染め布展』に行って来ました。写真の通り会場内には家具を始め、数多くの木工作品と染め布が並んでいました。今回展示をされていたのは岡山県高梁市に【工房 川月】を構える木工作家の川月清志さん。染め布は奥様の作品となります。カフェドグラスさんはその白い壁、白い展示台に作品が際立つイメージを受けるですが、今回は並ぶ木工作品のぬくもりが伝わってくる様な、いつもよりどこかあたたかみのある空間が広がっていました。


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こちらはその形が印象的な「花器」です。もちろん、何かを置く台としても使えそうです。今回は可愛らしい黄緑色の花が挿してありましたが、その時々に応じて色んな花をさりげなく飾り、花を生け替える毎に、台の上にそれに合う置物を並べたりして、色んな楽しみ方が出来そうな作品でした。


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その赤に近い色が特長的な時計。この明るい褐色は「ベンガラ」を塗る事によって出されています。川月さんが工房を構えるのはベンガラで有名な高梁市、ベンガラ、高梁、と言えば西江邸を思い浮かべますが、そこでも毎年展示会をされるそうです。ベンガラ特融のこの赤はその存在感の中に深いあたたかみがあり、楽しみながら心が安らぐ、そんな素敵な風合を持っていました。


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木の質感がたまらない一輪挿し。下に敷いてあるのは奥様のベンガラ染め布です。川月さんの木工作品を拝見して感じたのが、その「素材のカタチを生かす」作品作りです。ひとつひとつ違う表情を持った木々、その形、質感を生かし、その木でしか表現する事が出来ない自然な形を普段の生活に取り入れる。並べられた作品達からその感覚が伝わってきました。上の一輪挿しはまさにその「素材」の特徴が作品に顕著に生かされています。花器に描かれた抽象的な紋様、これはこの木の中で生き物が生活していた跡がそのまま作品に生かされたものです。二つとない素材に出会う喜び、それが作品づくりの中に大切な要素として存在する。それを強く感じさせていただきました。

今回、大好評だった川月さんの作品展、今後の展示会も楽しみです。

工房 川月
高梁市成羽町成羽2316-1
0866-42-2608


※掲載画像は作家さんの承諾を得て撮影しております。

Article by Masahide Kobayashi

カフェドグラス

岡山から被災地へ手仕事を届ける会
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by art-note | 2012-03-11 17:46

千田 稚子 陶展

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ギャラリーやぶきさんで行われた『千田 稚子 陶展』 に行って来ました。今回は新たに挑戦された茶器を始め、数々の素敵なうつわ達が並んでいました。そして、そのうつわ達に驚かされました・・・。シンプル中に個性が光る佇まい。作品各々の細かいところに目をやると「あっ!」思わず声が出るような様な表情を見せるうつわ達。すっかり、その虜になってしまう様な作品展でした。


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今回大人気だった、茶碗。初日には重ねて展示してあったこの作品も、足を運んだ時には最後のひとつとなっていました。下部の黒に近い褐色の釉薬と白のコントラスとが目を引きます。釉薬部にはぐるりと縦に線が引いてあるのですが、一本ずつ丁寧な手仕事で引かれたその線が作品にシャープな印象を与えていました。


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モダンなツートンのそばちょこ。シンプルが故に長く使える飽きのこないデザインです。しかし、それは近くでよ~く見ると、面白い表情を見せています。画像向かって左の部分、深い色の釉薬と白の境目が少し青くなっているのがお分かりいただけるでしょうか。これは上の茶碗にも出ている表情なのですが、釉薬に含まれる銅が熱によって酸化し、淡い緑がかった青を出しているのです。それはうつわの中にも浮かび上がり、真っ白なその中に綺麗な円を描きます。その淡く優しい色の表情が、とっても素敵なのです。


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こちらの蓋物は「香合」というお茶道の道具です。茶を点てる前の湯を沸かす時、炉等で焚くための香をあらかじめ香合に入れておきます。香合の中には必ず3個入れておき、その内2個を炭の近くに落とし入れ、薫じさせて残り1個はそのまま拝見に回す。という使い方をします。その落ち着いた色合い、小さくて品のある佇まいの中に、胸をぎゅっとつかまれる様な可愛らしさを感じました。細やかな手仕事が凝縮された作品です。


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今回新たに挑戦された茶器、Tea bowl です。この綺麗なマーブル模様は色の違う2つの土を合わせて練り、轆轤でひく事により生まれます。土は種類が違えば硬さも違うもの。ひとつのうつわの素材とするために同じ硬さになるまで双方を練り、うつわひとつずつの素材をひとつずつ作り上げるそうです。現れるマーブル模様も窯から出して、初めて出会う事ができます。表情がそれそれ違うマーブルのTea bowl に、一点ものだけが持つ魅力を教えてもらいました。


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会場では、ルーシー・リーを写した、オマージュ作品も見られました。こちらはその中の一つです。鮮やかな、赤に近いピンク色が目を引く素晴らしいうつわ。ルーシー・リーの作品のピンク色を模して、抹茶碗にアレンジされたそうです。綺麗な発色が出ている部分には丁寧な縦線が引かれ、より作品の表情が豊かになっています。金属的な質感を持つ、色深い釉薬が少し垂れている部分もアクセントになっていて素敵です。数あるTea bowl の中でも一際目を引く存在感を放っていました。

素晴しいうつわの数々が並んだ今回の『千田 稚子 陶展』。会場にはこの他にも素敵な作品がたくさん並んでいました。会期は3月6日で終了となりましたが、今後の作品展にも期待が膨らむ素晴らしい陶展でした。


※掲載画像は作家さんの承諾を得て撮影しております。

Article by Masahide Kobayashi

千田稚子さんの工房 ~ 陶工房ゆうらぼ

ギャラリーやぶき

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by art-note | 2012-03-06 20:43

光井威善 展 (天プラセレクションVol.45)

先日、天神山文化プラザでの 光井威善 展に行って来ました。会場内に入ると、視界に飛び込んで来たガラスの球体、そしてそれが作る影に目を奪われました。その球体も、ただの球ではなく、無数に穴が開けられていて、その不規則な穴が作りだす作品の表情、光と影のコントラストが印象的でした。そして、一番驚かされたのは三井さんの作品、『ミラクルボコボコシャイニングボトル』。一度吹いたガラスにサンドブラストで穴を空け、その中にさらにガラスを吹き込むという技法はもちろん、そのボトル達の佇まいにも驚かされました。光井さんは倉敷芸術科学大学大学院に在学中の若きガラス作家。そのガラスへの探究心に強いインスピレーションを受けました。


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ライトを当てられ、幻想的な影を壁に描くガラスの球体。ホットワークとサンドブラストによって作り出された造形には様々な形の穴が施され、作品に不思議な印象を与えています。


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暗がりに浮かび上がる、4種の球体。それぞれが光を浴びてその姿を露わにする。その光景を眺めていると、まるで異空間に居るかのようです。


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会場奥スペースに並べられた『ミラクルボコボコシャイニングボトル』。今回はそのひとつひとつを際立たせるのでなく、「ビルが建ち並ぶ様な演出をしたかった」 そう語る光井さんからは、今、ここでしか出来ない事をやりたいという強い気持ちが伝わってきました。


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ボトルキャップにも多種多様で遊び心に溢れています。その中に独自のセンスと技術が光ります。


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実用としての工芸品、そしてオブジェとしてのアート要素も持つボトルにこだわりを持つ光井さん。そのボトル達の個々の存在感、佇まいも素晴らしいものでした。

光井さんはこの春、倉敷芸術科学大学大学院を修了し、今後はその活動の地をを富山に移されるそうです。ガラス工芸が盛んな富山にてガラスと向き合い、その技術と感性を磨き、私達に更なる素晴らしいガラス作品を見せてくれる事と思います。光井威善さんの今後の活躍が楽しみでなりません。


※天プラセレクション Vol.45 光井威善 展 は2012年3月4日(日)で終了いたしました。

※掲載画像は作家さんの承諾を得て撮影しております。

Article by Masahide Kobayashi

岡山天神山文化プラザ

倉敷芸術科学大学

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by art-note | 2012-03-04 20:58

はじまるアニマル展 ~ 細見博子さんのアニマルな世界

鞆の津ミュージアムで開催中の『はじまるアニマル展』も4日まで、とうとう残り1日となりました。もうあの「アニマルな世界」を体験されたでしょうか。本当にずっと前からそこに居たように佇んでいる動物達。そしてそれが作り出す空間は楽しい驚きと、素敵なインスピレーションを与えてくれます。そして「一体何体いるんだろうか?」という動物達。その表情ひとつひとつを見て回るのもとても面白い体験でした。


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さて、今回は前回のヨシダコウブンさんに続き、細見博子さんの素敵なアニマル達をご紹介させていただこうと思います。


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ミュージアム奥の細見さんの展示コーナーです。ところどころに点在する灯りを当てられたアニマル達。まるで楽しく遊んでいるかのようです。


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天井からぶら下がる、カエル。自ら灯りをともして綺麗な背中を見せています。


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おっと!足元にもカエル。何かに驚いているのか、それとも只天井を眺めているのか、その表情が愛らしくてたまりません。


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こんなにキラキラと楽しい場所で遊ぶカエルたちも、背中に赤い硝子のをのせて、ピタッ!と時間が止まったように固まっています。w


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のそのそと壁をよじ登るカエルたちもいます。本当に、今にも動き出しそうな・・・


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通路に面して展示されたアニマル達です。その展示台の上でひとつの世界が出来上がっています。手前のカエルは花に手を伸ばそうとしているのだろうか?奥のザリガニ達は何をやっているんだろうか?アニマル達の挙動を考えてみると、愉快な気持ちにもなって来ます。


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そして!今回一番長い通路上を綺麗な灯りで照らしてくれていたのが、このザリガニ達です。赤い爪が本当にキレイで、遠くから眺めても、近くから観てもその佇まいはとってもとっても素敵でした。

さらに!!!会場には大人気のあの子も来ています・・・
是非、鞆の津ミュージアムにて頭にカワイイお花をのせた、素敵な彼女も探して上げて下さい。壁の角で、ひっそりと佇んでいます。


はじまるアニマル展

期間 : 2012年2月11日(土) - 3月4日(日)

午前10時-午後5時 
開催場所:鞆の津ミュージアム
住所:広島県福山市鞆町鞆271-1 林邸内
観覧料:無料
キュレーション・監修:櫛野展正



※画像は施設関係者の方の承諾を頂き掲載しております。


Article by Masahide Kobayashi

「ようこそ、小さな実験室へ」 鞆の津ミュージアムホームページ

hiroko hosomi  ... 細見博子 

ヨシダコウブン SKY工房

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by art-note | 2012-03-03 23:02

はじまるアニマル展 ~ ヨシダコウブンさんの不思議なマスク

福山市、鞆の津ミュージアムで開催中の『はじまるアニマル展』!もう皆さんは足を運ばれたでしょうか。築150年の蔵が再生され、美術館となった鞆の津ミュージアム。そこでは様々な『動物達』が皆様のお越しをお待ちしております。個性的で存在感のある動物達、それらとの出会いはとても楽しいものであり、また他のでは感じられないインスピレーションを与えてくれます。今回はその中でも不思議な魅力を持つヨシダコウブンさんの作品をご紹介いたします。


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ミュージアムに足を踏み入れると、まず目に飛び込んで来たこの展示空間。マスクと置物・・・特に首から上の動物を造形した作品の存在感は濃厚。ヨシダコウブンさん独特の奇妙だけれども人の心を掴んで離さない世界観が漂っています。


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壁に並ぶマスク達。この独特の表情は唯一無二、その不思議な魅力に取りつかれてしまいました。奇妙でどこか得体の知れない怪しい表情。でもその中に愛らしさをも感じます。


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シルクスクリーンの作品も展示されていました。小さな個室が専用の展示空間となり、平面の中に広がるヨシダコウブンさんの世界がお楽しみ頂けます。


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スポットライトの光で彩られた空間にも、その色使いは主張し過ぎず、馴染み過ぎず、まるでそこにずっと在ったかの様な佇まい。


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しかし、今回このミュージアムを訪れ、その存在を常に感じたのがこのマスク達です。ひとつひとつ異なる顔を持ったそれらが並ぶ光景、その空間は言葉にし難いアートの世界。じっと眺めていると、このマスク達はすべて姿形は違えど、同じ表情をしているのではないかとも感じました。そこに居る様々な動物達に共通する奇妙な魅力。それが数多く並ぶことにより、統一された不思議な世界が広がっていました。


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ヨシダコウブンさんのマスクがこんなにたくさん、一度に見れる『はじまるアニマル展』。是非、まだの方は足を運んでみて下さい。


はじまるアニマル展

期間 : 2012年2月11日(土) - 3月4日(日)

午前10時-午後5時 
開催場所:鞆の津ミュージアム
住所:広島県福山市鞆町鞆271-1 林邸内
観覧料:無料
キュレーション・監修:櫛野展正



※画像は施設関係者の方の承諾を頂き掲載しております。


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ヨシダコウブン SKY工房

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by art-note | 2012-03-01 14:53


大好きなうつわ、とりわけ陶器とガラスのこと。時々雑記。岡山を中心にご案内を頂戴する作家さんの展示情報も。


by M.K

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